BAR VERABO
ベラボーの仕事場
 無知な夢 / 夜のとばり /
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あたりはうっすらと明るくなってきたようだ・・・
カウンターの脇を見ると、さっきの男女が
うつぶせ寝ている・・・
「マスター、ごちそうさん、ツリはいらないんで、この二人に、夜明けのコーヒーでもご馳走してくれ、・・・俺は今日から、コンビニの見習い店員なんだ!チッポケな夢がまだ、残ってるから、ちょいとやっつけに行くんだ!」

どおもムシムシすると思ったら、
雨が降ってきた、、、、、

苦いコーヒー飲みながら、女が話しかける・・・
♀「あんた!ひょっとして、傘持ってるかい?」
♂「折りたたみなら、持ってる、」
♀「マスター、お勘定! 〜さあ、行くよ〜!」
♂「ど、どこに行くんだ?」
♀「決まってるじゃあないか、やり直しに行くんだよ!」
♂「フ〜ン? なるほどねえ〜、って、、、何の? やりなし?!」
♀「知らないわよそんなもん、行ってみなきゃわからないんだよ!」
♀「・・・あれ?マスターおツリ足りないわよ〜?」
マスター
「スマン、さっきのおじさん実は、
お勘定足りなかった・・・」